2021/12/22

ハーブティーのブレンド方法

一般的なハーブティーのイメージは、淡くて優しい味わいのものが多いかと思います。飲む目的も、ハーブの持つ効果に着目してハーブティーを選ばれる方も多いことでしょう。

嗜好品としてのハーブティー

レティのハーブティーは、雑味のない、はっきりとした味わいが特徴です。コーヒーや紅茶を飲むような感覚で、一杯で満足感のあるハーブティーを目指しています。フレンチやイタリアンの最後にお出ししても、しっかりとした余韻でお食事を締めることができる、そんなブレンドです。

ハーブティーのブレンド

美味しいハーブティーをお飲みいただくために、1包ごとに味がぶれないように、完璧に計量することが要となっています。レティのハーブティーは、1包1.5gでカップ2杯分(200cc~300cc)が基本。ブレンドごとに、ミント0.〇g,レモングラス0.〇gといったように、材料ごとにレシピが決まっており、0.1g単位で同じ味をだすように調整されています。

計量の様子
イメージのため外で撮影しましたが、実際は室内で行います
1包の中に、畑そのままの状態で乾燥させたハーブを入れて完成します

飲食店やホテルへのオリジナルブレンドのオーダーをいただくことがありますが、そんなときは、さながら実験室のように、試作と試飲を繰り返します。お客様からの味のお好み、メインとなるハーブの素材のリクエスト、季節に合わせた色でおつくりしていきます。

先日は、ホリデーシーズンに向けて、赤い色のハーブティーをご提案させていただきました。赤い色にすることは決めていて、あとはお客様のリクエストに合わせて、かんきつ系やレモン系のリーフをブレンド。

面白いもので、ひとつの素材の量を0.1gだけ変えただけでも、全体の印象がガラッと変わるのです。こっちのほうが味が締まる、さっきのほうが最初に鼻に抜ける香りがいいけど後味はぼやける、ぬるくなった時に飲んでもおいしい、など黄金比を見つける作業は悩ましくもあり、とても創造的な時間です。

0.1g単位ではかれるキッチンスケールも最近は見かけますので、お手元にハーブが数種類あれば、1.5gを基準に気軽にブレンドに挑戦してみてください。

 


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