2022/11/13

畑のおわりに

慌ただしく季節が進み、あっという間に秋が通り過ぎていきます。レティファームの周辺はカラマツの林が多く、山裾にはきれいなオレンジ色のじゅうたんが広がります。5月中旬から始まった収穫作業は、霜のおりる10月下旬には終わりを迎えました。

11月の頭に、畑の資材を片付け、畑じまいとしました。収穫作業がなくなったぶん、納品作業のほかに、バタバタした夏の間にできなかったじっくり打ち合わせを必要とするものなど進めています。

今年の畑は、仲間の力を借り、時には背中を押してもらいました。昨年までは、草刈りを頼む程度で、常時人にお願いするということはなかったのですが、今年は友人や紹介で手伝ってくれる数名とローテーションで畑を回していました。すると、一人で黙々と作業しているよりも、もうひとりいるだけで張り合いがあって、おまけにいつもよりも短い時間で多くの量が進むなんてことに気が付きました。

この町にきて、農業の「の」の字も知らなかったとき、農家のお爺さんに「農業は1人でやれば一人前もできないけれど、2人でやれば三人前はできるんだよ」と言われながらマルチを敷いたことがありました。今シーズンは、まさにその言葉の意味を身に沁みて理解した、そんな半年。元来、チーム戦は苦手なほうなのですが、また来年もみんなで良い畑にできますように。

 

おまけ:畑では、植物と虫たちの優しい関係にも日々心なごみます。

 

畑が落ち着くと同時に、ハーブティーが美味しい季節がやってきました(笑)

ありがたいことに、連日、生姜とシナモンを使った「黄金色の約束」のご注文が続いています。夏にこれでもかと沢山収穫したカレンデュラたちがティーポットの中で踊ります。予想もできないイレギュラーなことも多々起きた今年の夏でしたが、お客様やお取り扱い店様からの温かな応援が励みになって、なんとか乗り越えてやっております。本当にありがとうございます。

photo:satoru ikegami

 

 

 

 


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